使い方の誤ち »
例えば化学肥料を創る場合、植物をすり潰したり燃やして灰にしたりして養分分析します。
その中に含まれる養分の多い順に取り出します。
植物の場合、窒素、りん酸,加里が主なものでその他に鉄分、マグネシューム、亜鉛等など微量要素が少量ずつ沢山あります。
小学校の理科で習ったのは植物の三大栄養素は窒素,りん酸、加里でこの三つを与えれば植物は育つと言うことでした。
こんな化石みたいな理論を後生大事に信じていまだにこの三大栄養素を中心に与え続けているのです。
何十年も前の古い顕微鏡で分析された養分のうち多い順に三つ選んでこれだけ与えてれば作物は育つと教えられて、それを実行してきたのです。
従順と言うか律儀と言うか、それでも先祖が入れ続けていてくれた有機物の残存効果でその他の微量要素を作物はかろうじて得ることが出来たので生き延びてこれたのですが、もう限界なのです。