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厚生省から農林省へ

法律でゴミだと定められているものを発想を転換してゴミではない、資源(原料)だと主張するのは当時ではかなり無茶な屁理屈で、今流で言えば安倍総理が憲法の解釈を変えろと言ってるようなもので問題でした。

でも五つの省庁の優秀な人たちが知恵を絞って到達したたった一つの結論なので、この新聞記事を切り抜いて関係部署の担当者を説得してまわりました。

厚生省の管轄から外れるよう、農林水産省へ特殊肥料の生産販売業者の登録をして農林水産省の管轄下で仕事が出来るようにしました。

 

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廃棄物から原料へ

今では当たり前の、コロンブスの卵みたいな話ですが、今後の廃棄物行政をどうするか?

もはや厚生省(当時)だけに任せてはおけない、と建設省(国土交通省)、自治省、通産省、出来たばかりの環境庁等五つの省庁の局長級の人たちが集まり「将来の廃棄物行政」についての会議が開かれた。

三人寄れば文殊の知恵と言いますが、国の優秀な官僚が5人集まっても良い知恵は出なかったみたいです。

 

ひとつだけ5人の意見が一致したのは

「今までゴミだったものを発想を転換して資源として見直すべきだ」

と言うだけで具体的にはなにもありませんでした。

 

我々はこれだと思いました。

 

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廃棄物と原料の違い

廃棄物、つまりゴミとは、廃棄物処理法に廃棄物の定義が書かれており、それを要約すると「全ての人が所有を放棄したもの」とあります。

確かに樹木の葉っぱなど所有権を主張する人はいません。

実際に当時の自治体は剪定枝葉を剪定業者の自由処分と決めていました。

後に変更されますが。

丁度この頃は「もう戦後ではない」と言われ経済も復興し、「使い捨て文化」が流行の最先端で東京都が「第一次ゴミ戦争」を宣言したぐらいゴミが増えた時代だったのです。

そんな時、ある新聞記事を見つけたのです。

 

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お客様 Q&A

またまたお客様から質問がございましたので載せさせていただきます。

 

Q「家には木がないのですが、草が生い茂って困っております。草刈りだけでもお願いできるでしょうか?」

との質問でした。

答えは「喜んでお伺いいたします!」

草取りやご相談だけでもお伺いいたします。

お気軽にお電話ください。

 

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キュウリ

廃棄物処理法との軋轢(あつれき)

我々の宝物である緑の葉っぱが沢山排出されるのは街路樹や公園樹で、持ち主は自治体で担当者は公務員で法律には一番従順な遵法主義者が多かったのです。

ここから法律との戦いが始まったのです。早速六法全書を購入し「清掃及び廃棄物処理法」を第1条から読み始めました。

本来は瀕死の耕作地の地力を再生し土に生命を、と始めた堆肥作りよりも法律と取り組む日々が続きました。

 

キュウリ

緑葉たい肥の悩み?

我々は緑の葉っぱは宝物、これからの農業にとって必要不可欠なものと自信をもって断言出来ますが、世の中はなかなか思うようにはいかないものです。

我々にとって宝物の緑の葉っぱは剪定作業や手入れによって切り取られると、法律的には一般廃棄物に指定されているのです。

ですから剪定作業をして処分場へ剪定枝葉を運ぶ植木屋さんの車は廃棄物処理法上は廃棄物収集運搬の許可が必要ですし、処分する場所も中間処理施設や最終処分場の許可が必要なのです。

許可を取れば済むことですが、我々は緑葉たい肥を生産販売したいのが目的なので廃棄物処理業の許可は違和感がありました。

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緑葉たい肥の原料は?

街路樹や公園樹、個人宅の庭園樹など、人工的に植栽された樹木は必ず手入れ(剪定作業)が必要です。

この剪定作業によって切り取られた剪定枝葉は一般廃棄物として膨大な量が排出され都市ゴミの処理を圧迫しています。

この剪定枝葉は緑の葉っぱと小枝が大部分ですので、これを造園業者さんから持ち込んでもらってます。生育中の緑の葉っぱは緑化事業や農業にとって宝物なのです。

 

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daihyo

使い方

林床の腐植層の形成には驚くほどの年月がかかります。

一般に普通の混合林では1年間に落葉する葉量は針葉樹、広葉樹、常緑樹、落葉樹ともに平均していて、落葉した葉っぱを林床に敷き詰めると2~3枚が重なる程度と言われています。

従ってその葉っぱを分解し腐植としてA層を作るには100年かかって1cmと言われています。これは主に樹木が落とす葉や小枝、花や実、それを食べる土壌動物の糞や死骸を微生物が分解して腐植層を作るのですが年月が経過すると下層部から溶けていき樹木や下草に吸収され消費されてしまうのでそんなに厚く堆積することはありません。

腐植の生産量と消費量の正確な計算値は複雑で紙面が足りませんが、樹木の移植、ポット苗の定植などの場合、初めて農耕地へ投入する場合等は概ね1㎡あたり20kgぐらいが天然の広葉樹林のA層に近い値だと試算できます。

緑化地の植栽用地造成等の場合や農地での野菜の定植の場合は表面に散布しそのまま植樹、定植して構いませんが、雨水や潅水で流亡する恐れがあるときは既存の土と軽く攪拌すると土壌が安定します。

 

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お客様 Q&A

こんなご質問を頂きました。

Q「1本から剪定してくれるって書いてあるけど、本当に庭には1本しか木がなくて

高さも2~3mくらいなんだけど2~3,000円で料金はいいんですか?」

 

A「剪定自体は上記料金で施工可能ですが、剪定した枝の処理に別途料金が

かかります。木1本ほどでしたら大体500~1,000円ほど追加で済むかと思われます」

 

分からないことやご質問等ございましたら、お問い合わせください!

お気軽にどうぞ宜しくお願い致します。

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何に効くの?

森林の林床を覆っているA層が樹木の成長に欠かすことが出来ない「良い土壌」であることは世界中の農耕者は知っています。

だから昔は焼き畑農業や広葉樹林の開墾が盛んに行われていたし、たい肥や肥料に気づくまでは林床を利用して農耕を行い、養分を使い果たすと別の場所へ移動していたのです。

ですからA層に限りなく近づけるように作られた緑葉たい肥は全ての植物の発芽、成長に効果があります。部分的な肥料効果は化学肥料にかないませんが、大きな違いは土に生命を吹き込み生きた生態系を形成することで化成肥料では供給することが出来ない、植物にとって必要な微量要素を与えます。

土壌動物や微生物と協同して必要な時に必要な量を供給して真に健康な植物に育てるのです。効くと言うよりも植物が植物らしく普通に育つと言うことです。

 

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