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mori

なぜ緑葉たい肥?何がいいの?

植物が育つのに「良い土壌」とはどんな土壌なのか?通気性や通水性が良くしかも保水力が有り、栄養(肥料成分)が充分で保肥力が有ると言う矛盾した幾つもの条件をクリアしなければなりません。

人工的に調合しても部分的にはクリア出来ますが全てを満たすことは困難です。

要するに定義が無いのです。

そこで我々は森林の林床にある表層土(学術的にはA層)を理想の「良い土壌」と定義して、それに近づけるような土作り、たい肥作りを目指したのです。

林床は樹木が自分自身が成長する為の自己施肥系と言われる生態系を動物や昆虫、微生物と協同して形成しています。更に子孫を残し繁殖するように林床に種子を落とし、発芽させ成長出来るように準備された産床でもあるのですから、植物にとって悪いわけがありませんし、これ以上の植物にとっての「良い土壌」は有り得ないと確信しました。

 

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緑葉たい肥とは

これまでのたい肥は稲藁、落ち葉、樹皮、籾殻などC/N比の高い窒素分をほとんど含まない原料だったので人糞尿や畜糞尿などを添加して窒素分を補っていたのです。

現在では人糞尿は使用できず、畜糞尿は与えてる餌が高濃度高栄養配合飼料で抗生物質やホルモン剤などの添加物が入っており、昔の畜糞尿とは別のものになっているので化学肥料とあまりかわらなくなってしまいました。

ところが生育中の緑の葉っぱを養分分析してみると窒素含有量は鶏糞と同じぐらい有り、しかも土壌生物が好む蛋白質や植物性脂肪、その他多くの微量要素が素材そのものの中に含まれていたのです。

これは粗大なものはまず土壌生物(ミミズ、トビムシ等)が食べその糞や食べかすを微生物が分解するので発酵、完熟がすごく早まります。

このことに気づいたのは我々が日本で最初です。そんなことから緑葉堆肥と名づけて生産販売を始めました。40年も前のことです。

 

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緑葉たい肥について

有機物の不足した畑は土壌が無機化していき生命体のいない死んだ土に近づいていきます。

微生物のエサは有機物に含まれる窒素や炭素、その他の微量要素で、主に窒素を得るために有機物を分解し腐植を創ります。

分解された窒素やその他の微量要素は水に溶けて植物の栄養になります。

従って、たい肥の原料は窒素を多く含有する素材ほど早く熟成し栄養価の高いたい肥になります。

稲藁、落ち葉、籾殻、木材チップ、樹皮等をたい肥の原料に選ぶのに比べ、生育中の緑の葉っぱは驚くほど多くの窒素や微量要素を含有しているのです。

瀕死の畑の生命を繋ぐため我々はたい肥の原料に緑の葉っぱを選びました。

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堆肥の材料について

昭和40年の後半から50年にかけて近代農業の弊害、化成肥料や農薬の悪影響に気づき始めた人たちによって、生態系農業や有機農業が叫ばれ、堆肥の重要性が言われるようになりました。

その時の研究者による著書に堆肥の材料の一覧表が載っていましたので列挙してみます。

藁(わら)、作物のから、牛豚糞尿、きゅう肥、鶏糞、野草、落ち葉、オガ屑、チップ、バーク,椎茸えのきなどの廃材、米ぬか、油粕、豆腐粕、山土、骨粉、魚粉、魚粕、食堂や加工場の残渣、微生物資材,などなどです。緑葉、剪定枝葉は入っていないのです。

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たい肥について

たい肥の歴史は古く、西洋では紀元前からアリストテレスが「腐植が植物の食べ物」と唱えており、1800年代の始め頃から農業に本格的に利用されています。

日本においては弥生時代に稲作が始まって以来2000年以上田畑に投入され続けてきました。だから同じ田んぼや畑で延々と収穫が続けられたのです。

即ち土の生命を繋いできたのです。ところが昭和30年頃から近代農業と称して省力化や機械化が普及して化学肥料が使用されるようになり、牛馬の必要もなくなり稲藁(わら)もなくなり、重労働だったたい肥作りは誰もやらなくなりました。

サプリメントのような化学肥料はそれまで先人たちが入れ続けてくれたたい肥のおかげで素晴らしく健全だった田畑の地力のせいで一時的には良く効き、収量も上がりました。

しかしサプリメントはあくまでもサプリメントで主食には成りえませんでした。

肥満体で病気がちの現代人と同じく抵抗力がなく、農薬や殺虫剤、除草剤に頼らなければ収穫出来なくなってしまったのです。

現在の田畑はサプリメント的な部分的な養分の過多と微量要素の不足、微生物やミミズ等生物の不在で非常に不健康であり、瀕死の成人病状態なのです。

 

 

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葉への思いを。

株式会社 想葉 のホームページへようこそ。

当社は今までに無い新しい堆肥を作っている会社です。材料は生育中の緑の葉っぱです。堆肥の材料に緑の葉っぱを使ったのは当社の先代がはじめてです。

そんなことで緑の葉っぱにまつわるいろいろなことと、見えないところにある土の中の根っ子の世界、土壌動物の活躍、微生物の凄さ,などなどのいわゆる薀蓄(うんちく)を披露していきたいと思います。

支離滅裂でとりとめのない文章になると思いますが懲りずにお付き合いください。

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想葉畑 初の収穫w

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相模原の堆肥!想葉です!

本日も快晴!

絶好の畑日和ですね。小さいながらも当社畑にて初めての

ピーマンの収穫です。

当社の畑は、赤土が3分の2、緑葉堆肥が3分の1のみで、

その他肥料や薬は一切使っておりません。

昨年はトマト、ゴーヤが大収穫でした!今年はそのほかに

なす、ピーマン、キュウリなどを植えております。これも日々の楽しみとなっております。

成長していく様を日々お送りできればと思っております。

まだまだ小さいですが真夏には大収穫ができるよう見守っていきます!

よろしかったら見に来てください!緑葉堆肥の力にも