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年末にかけて

ご無沙汰しております。バタバタしておりまして・・・

言い訳ですね。これからは頻度よくUPしていきます。

いよいよ年末が迫ってまいりました。お庭の大掃除やお手入れの手配はお済でしょうか?

まだ当社は多少の空きがございます。早目のご依頼お待ちしております。

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常識のある大人に語り継ぐべきだ

戦争の被害ばかり語り継ぐのではなく、始めた人、指導した人、その周りにいた人の話を聞き、そのことが理解出来て、善悪の判断ができ、先を読める指導者を育てていかなければ、一歩間違えると又同じことを繰り返す指導者が現れるかもしれません。

現に自然に対しても未だに開発することしか考えずに、大量生産、大量消費を繰り返している人が大多数なのです。

自然が無くなって、食料が無くなって、飢えて死んでしまって、残された人がその悲惨さをいくら語り継いでもあまり意味がないとおもいますけど。

 

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躾(調教)と教育の違い

被害を受けたことの苦しさを語り続けたり、犠牲者を追悼することはとても大事なことですが、被害の状況や悲しさ、苦しさばかり伝えても、そうなんだ、と共感はしても、それから先へはなかなか進めません。

戦争は自然の災害と違って人間が始めるものです。

ですから子供の躾、生まれてから物心つくまでは躾をしっかりして、ひとの話をちゃんと聞けるようになったら教育を始めれば、常識の有る、有能な人間に育ち、頭でっかちの変な人間にならないと思います。

 

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加害者としての立場

被害者はどちらかと言うとほとんどの人から擁護され、正義です。

反対に加害者はとにかく悪者です。

高速道路で玉突き衝突に遭遇した場合、一番後ろからぶつかった車は悪者で弁解の余地はありませんが、中の車はどうなりますか。

加害者であり、被害者でもあるのです。

自分はなにも悪くない、と言っても追突はしているので前の車に対しては悪者になってしまいます。

この場合後ろの車が悪い、と言い張れば、言い張るほど、前の車から同じことを言われるわけです。

この場合、面倒くさいので一番後ろの車が全部悪いと言うことで、魔女を一人仕立て上げて決着します。

高速道路や渋滞、車間距離や手動ブレーキの有無のせいにするのは複雑で面倒だからです。

結局一番悪いのは最後尾からぶつかってきた政府と言う車のせいなのでしょうか?

 

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加害者でもあり、被害者でもある日本

田中さんの言ってることは、農業は被害者で都会や商業や工業は加害者のように写りますが、これは、高速道路道路で起こる玉突き衝突みたいなもので、追突は日本の交通法規では後ろからぶつけた車が99%悪いと決められていますが、中に挟まれた車の状態が農業であり、商業であり、工業なのです。

高速道路はさしずめ国民とでも言いましょうか?みんなどうしょうもないのです。

うまく采配して、リードしていく指導者たるべき、議員がテレビで叩かれて、泣き喚く時代ですから。

 

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被害者意識の優位性

69回目の終戦記念日の催しがあちこちでおこなわれました。戦争はいけない、二度とやってはいけない、地獄のような戦場、シベリヤでの抑留、原爆や大空襲での被害、沖縄での悲劇などなど、被害を受けた悲惨さや、大変さばかりを語り、語り部が高齢になり、いなくなることを心配している、ことが主流、即ち国民の総意であるような風潮です。

悲劇を語って、怖がらせて、だから駄目ですよ、と言うやり方は子供に対して知らないことを教える時に使う方法で、成人向けではないように思います。

日本も日清、日露戦争では戦勝国であり、加害者でもあったのですから。

 

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被害者意識と加害者

田中さんのおっしゃる通り、経済、即ちお金をものさしにして世の中を見れば、悔しいことは沢山あります。

そこそこの悪いことをしても保釈金が払えれば自由になれるし。

国の政治を司る議員さんだって、お金で左右されることが多いみたいですから。

でも夏目漱石先生は小説「草枕」の出だしで「情に竿させば流される」と言っているぐらい、日本人は昔から情に弱いのです。

だから、田中さんも今はきついことを言っていますが、その時になれば率先して飢えてる人たちに食糧を提供してると思います。

日本人には情をものさしにしてきた長い歴史があるからです。

お金を憎んで、隣人を愛する心情は全滅してないからです。

 

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更に続きます

だが、お茶碗一杯30円ほどのお米が高い、もっと安くしろというのが経済大国ニッポンの風潮であるから、いずれこの永久資源もヨタヨタしてくる。

工業をまねた農業ではセンパイであるアメリカでは、日本よりも早くヨタヨタするはずである。

私の感じで言えば、今世紀末には、アメリカから食糧は来なくなる。

いくらお金を持っていても、食糧を買えない時代がすぐそこに来ている。

(中略)今、食糧は足りてるよ、外国から安く買っちゃうよ、宅地不足だから農地を手放せ、などとぬかしている国民に一粒のコメも売る義理はないのだが、なにせ生き死にの問題だから政府は強権で百姓から食糧を取り上げるに決まってる。

それで平等に飢えるほかないわけである。これが目に見えているから農業批判を耳にするたびに、私は地べたを叩いて悔しがっているのである。

 

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再び田中佳宏さんの本から

土は石油やなんかと違って永久資源であり、大切だと、農業に理解のある人たちは言う。

確かにそうなのだが、工業を真似た能率的で合理的な農業スタイルと言うのは、この永久資源にもいずれストップをかけてしまう、というのが、より農業を知った人の考えなのである。

竹村健一センセイは、石油が来なくなったら機械が動かなくなってしまうから農民だって仕事ができなくなり、飢えてしまうのだ、と御意見を述べた。

が、もっと端的には土が、永久資源であり続けるためには、石油がなくなる必要があるのである。

工業をまねた農業ができなくなる、その時、農業は農業になるのである。

つまり、土は永久資源になる。

 

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