« 使い方の誤ち
化成肥料を例えるならば、さしずめ回転寿司のようなもので、根の前を通り過ぎる養分を通り過ぎる瞬間に吸い取らないと地下へと流されていってしまいます。
堆肥や有機質肥料は注文寿司のように、根の要求に従って板前みたいに微生物が有機物を分解して必要な養分を与えます。
微生物や菌根菌は根から排出される分泌物を貰ってエネルギーにしているものもいて、うまく共存しているのです。
更に回転寿司のような化成肥料は決められた養分だけが流れてきますが、堆肥や有機質肥料はいろんな微量要素を必要に応じて必要な量だけ板前である微生物が与えてくれます。
しかも板前である微生物は何人(何匹)もいるのです。スプーン一杯(約1g)の堆肥の入った畑の土の中には億単位の微生物が生息しています。