• 合成化学物質2014年07月09日更新

    人間が作り出した合成化学物質は沢山ありますが、特筆すべきは、1938年英国の科学者エドワード・チャールズ・ドッズらが合成した体内で天然エストロゲンのような作用をする薬で、医学者や研究者は無限の応用価値を持つ奇跡の薬物だと称賛しました。

    後に多くの被害者を出したDES(ジエチルスチルベストロール)と言う合成物質です。

    その後サリドマイドによる惨事はあまりにも有名です。

    DESと同じ頃、同じように奇跡の殺虫剤と言われたDDTはご存知だとおもいます。

    この薬を開発したスイスの化学者パウル・ミュラーは1948年ノーベル賞を受賞してます。

    更にPCB(ポリ塩化ビフェニール)等々現在ではほとんどが製造中止になっていますが地球上にはまんべんなく放出されて現在でもいろんなところに存在しています。

     

    ダイオキシンのように人間が作り出した物質ではなく、地上に放出された化学物質どうしが、一定の条件が揃うと勝手に化合して合成されると言う危険な物質も含めると、この地球上に十万種以上の合成化学物質が存在しているのです。

     

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