葉を想うBlog
  • 窒素分を増やすには微生物の数を増やすしかない2015年05月12日更新

    木村さんの畑ではりんごの木が秋に落とす枯葉と木の下に生える下草ぐらいしか窒素源は無いのです。

    枯葉や草はほんの僅かしか窒素分を含有していません。

    これは緑葉堆肥を創り始めたきっかけでもありました、緑の葉っぱと枯葉の養分分析をして解ったことですが、枯葉はほとんど窒素分を含有していません。

    逆に生育中の緑葉には2.5%前後の窒素分を含有していたのです。

    これは鶏糞に含まれる窒素分と同じぐらいです。

     

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  • 木村さんの畑から気がついたこと2015年05月08日更新

    植物が育っている土壌にとって大事なものは水と空気、それと窒素、りん酸、カリュウム、その他多くの微量要素です。

    その中でも光合成をするための葉緑素を作る酵素を化合するのに窒素は絶対に必要な養分なのです。

    しかも品種改良を重ねて果実を大きく、沢山つけるためには相当量の窒素、りん酸が必要になります。

     

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  • お上には逆らえない2015年05月07日更新

    そんなわけで工場建設は泣く泣く諦めました。

    その後「津軽・岩木リゾート開発」がどうなったか知りませんが、木村秋則さんの活躍を遠くで知り、お上に反発した木村さんが生き残ったと言うことは、特産農産物を守るにはやはりお上の言うことを聞かずに、土に生命を吹き込む、有機物を農地に鋤込み、土壌微生物の助けを借りなければ永続出来ないことが証明されたのです。

    自信を持って緑葉堆肥を創り続けようと改めて思いました。

     

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  • 反対すると同時に意見書を提出しました。2015年05月07日更新

    特産農産物を守るべきだと言うことと、国のリゾート開発法は既に破綻していることを強く訴えましたが、聞く耳はありませんでした。

    しかも、あろうことか我々に協力してくれて、工場敷地を貸してくれて、農地転用までしてくれたYさんの当該土地を、借金の担保として強制執行して、取り上げられてしまいました。

    農薬散布を条例で義務付け、農地をボロボロにして、もうダメだとなったら今度はリゾート開発だと強引に決め付ける、お上とはそんなものなのです。

    最近の県会議員を見ても解ると思いますが。

     

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  • 真面目に考えているのか?世間知らずなのか?2015年05月02日更新

    弘前市役所の市長室の隣に開発推進本部が有り、県内の80社近い土建会社が出資をして、リゾート地を造成することでした。

    地上げはりんご農家の農地を農協が買い上げ、もしくは担保に取った農地を取り上げる、というやり方で、内容は、ゴルフ場、スキー場、人工池を作ってヨットを浮かべる、飛行場も作る、と言う既製のリゾート開発で失敗したものばかりでした。

    しかも周辺にはゴルフ場もスキー場も沢山有ると言うのにです。

     

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  • 計画書を見てびっくり2015年05月02日更新

    私の勢いに気負わされたのか、素直に、分かりましたと言って、極秘と書かれた計画書の写しを持ってきました。

    良く読んでから返事をします、と言って一旦引き上げました。

    「津軽・岩木リゾート開発計画書」と書かれた書類の内容を見て笑っちゃいました。

    日本中の既に開発許可を受けて失敗しているリゾート開発地とほとんど同じ、まるで金太郎飴のような内容でした。

     

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  • 驚きと同時に呆れました2015年04月30日更新

    特産品のりんごを救おうと、関係の無いよそ者の私が、りんごの為、特産地農業振興のためと思っているのに、当地の農政課は何を考えているのか、怒りさえ覚えました。

    既にリゾート開発法によって農地を開発してリゾート地に作り替えて、沖縄や北海道で失敗していることは新聞などで報道されているのに、22番目の許可なんて、結果は見えているのに、何を考えているのだろう、計画書を見せろ、じゃないと絶対に移動はしない、と怒鳴っていました。

     

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  • その後のことも面白いので2015年04月28日更新

    りんご農家のYさんの協力を得て、工場の敷地も決まり、弘前市役所農政課に農地転換などの指導を受けに行ったところ、驚くような事を告げられました。

    実は極秘事項なので、まだ公表はしてないけど、国が推奨しているリゾート開発法による第22番目の開発許可が下りていて、工場の設置場所はスキー場のリフトの乗降場所にあたるので工場設置は無理だ、と言われたのです。

     

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  • 岩木山へ緑葉たい肥を運んだ2015年04月27日更新

    4tonトラックに、もう一軒協力してくれるYさんと言う、普通のりんご農家の分と2軒分として私自身がはこびました。

    弘前に着いてYさんに連絡すると、とりあえず木村さんの畑に降ろしておいてくれ、後で取りに行くからとのことで、木村さんの畑に全部降ろしました。

    後でYさんが取りに行くと、木村さんが全部畑に入れてしまい、全然残っていなかったようです。

    木村さんに言うと、とても良さそうなので全部入れてしまった、と悪びれる様子もなく言いました。

    やはり変わった人でした。

     

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  • 木村秋則さんとの出会い2015年04月21日更新

    弘前の友人から私と同じようなことを言っている人がいる。

    腐乱病をはじめ、りんごの病気は農薬では治らない、と言って指定された農薬を撒かず、条例違反で罰金も溜まり、村八分状態だと言うことでした。

    ほとんどの農家がお上の言いなりになって、化成肥料を施し、農薬を撒き散らしているのに、珍しい人だ是非会ってみたいと思いました。

    会って見ると、なるほどちょっと変わった人でした、頑固と言うか意志の硬そうな人でした。

    私も無農薬は解るけど、品種改良を重ねて出来上がったりんごは、無肥料は無理ではないか?と言うと、いや、大丈夫だと言い切っていました。

    私は東京で緑の葉っぱを材料に雨水と空気だけで、緑葉たい肥というのを作っている、青森のりんご園を対象に、岩木山に工場を創ろうと思っている、と言うと、是非見てみたいと言いました。

     

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