農村文化から産み落とされた近代都市、近代都市の集まる先進国と言われる国々から資金を集め近代資本主義の頂点にたっている世界銀行の行為が地球の環境破壊に力、即ち金を貸している事実が沢山あります。
環境庁が翻訳した「地球白書」で次のように評価されています。
「現在、世界銀行は道路建設、ダム建設、潅漑施設、港湾施設など、大規模な資本集約的プロジェクトへの融資を続け、プロジェクトに伴う被害の調査すら不可能な国々においても、河川の汚染、熱帯雨林の焼き払い、大規模露天掘りなどの共犯者になっているのです。
そして地域住民、即ち最大の影響を受ける地元の貧民の激しい反対運動を受けているのです。
その上市場資金を流用して年間13億ドルも稼いでいるのです。
これが資本主義の本質であり、資本主義社会では称賛されることなのです。
先日、東京都議会で女性の議員が少子化について質問している時に、セクハラ的なヤジを飛ばしたと男性議員が謝っていましたが、女性議員は「女性を侮辱した」と言って怒っていました。
原発のような巨大で危険な技術が開発される背景には人口爆発があり、人口の増大は常に、女性を生殖の道具とみなし低い地位に拘束する社会構造があったわけで、そこから脱却すべく、女性の地位向上を実現している女性議員が「産まないのか」とヤジられたぐらいで「侮辱された」と訴えるより、あなたたちが無能だったからこんなに世の中を汚染してしまった。
子供なんか産めるわけないでしょう。
私たちには本能的に危険が迫っているのを感じているんですよ、と言ってやれば良かったのにとおもってます。